ちくにのしょうしりょうかん
千国の集落にあった昔ながらの民家をそのまま移築したもの。
囲炉裏や居間が保存されており、かつての暮らしぶりを見ることができます。
また、小谷をジオラマや映像で紹介しています。
懐かしい囲炉裏
馬などの家畜は大切な家族
機織り機
千国街道の要所であった、小谷村の千国の庄は、慶長年代より、松本藩の出先機関として、千国口留番所(関所)が置かれました。
以来、明治2年に廃止されるまで、280年にわたり、塩や海産物などの運上銭の徴収や人改めを行いました。
この番所の街道沿いには、盆と暮れに「千国市」が立ち、近郷近在の住人でにぎわい、まさに政治・経済・交通の一大中心地でした。
現在は、番所跡を復元。
「番所取締役人像」が置かれ、千国の地に君臨し、機能を果たしてきた様子が再現されています。
番所の外観
御用提灯の数々
リアルな役人
塩の流通を調整するための貯蔵庫で、当時の千国番所の塩倉は現在の2倍の大きさだったと伝えられています。
建物は、塩を貯蔵するため、釘を一本も使用しておりません。