あいさつ「今月の村長室」
最終更新日:2025年4月1日
小谷村長
中村 義明(なかむら よしあき)
第8代村長に就任(自:平成31年4月27日~在職中(2期目))
令和7年4月のごあいさつ
4月、卯月が始まりました。
3月を過ぎますと、冬の観光シーズンも一段落となります。先月も述べましたが、今年は充分な降雪に恵まれ、3月20日現在の積雪深は142cmとなっており、前年の倍、一昨年を見てみると10cm程度となっていましたので、いかに本年の降雪量が多かったのか見て取れるところであります。
今シーズンにおける当村へのお客様入込状況等につきましては、観光連盟などの集計を通じて改めてご報告申し上げますが、訪日外国人旅行者の入込増は前年にもまして確実と言われておりますので、ハクババレーツーリズムなども通じて、詳細な入込状況を分析し、観光集客に役立てていくよう努めてまいります。
そんな中ではありますが、小谷の春に向けては、日差しに強さが増してまいりました。この時期になりますと、毎年、野山を散策してみますが、沿道の路肩や畦畔には、まだ雪が残っており、ちゃんめろや野びるなど、春最初の味覚が目に付くようになるには、今しばらく時間がかかりそうであり、福寿草ももうしばらくおあずけといった感じであります。
しかし、春からの農繁期に向けては、待ったなしといったところもありますので、村では3月21日「小谷村残雪対策本部」を設置し、早期の融雪に向けた施策を進めておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、3月は旅立ちの月でありました。
19日には、小谷小学校と小谷中学校で卒業式が行われました。
小学校では11名の児童が、中学校では19名の生徒がそれぞれ巣立っていきました。また、25日には認定こども園小谷村保育園の園児16名の皆さんも卒園を迎えられました。それぞれ、進学し、小学生、中学生、高校生になります。いずれも保護者の皆様の大切な思いが伝わり、「明るく!楽しく!元気に!」「小谷の子」として活躍してくれることに期待をするところであります。
村では(本日)4月1日より、令和7年度が始まります。
小谷村の新年度予算につきましては、先の3月議会定例会において可決いただき、一般会計予算は、44億4,900万円とし、前年の当初予算に比べ0.63%の減となっております。また、3つの特別会計予算は5億1,170万円、そして2つの事業会計では、支出総額で4億5,923万9千円とし、村政運営をさせていただくことになります。
特に、村民の生活環境をよくする道路補修、生活関連緊急整備事業などの事業費を増加とした一方で、小谷橋などの橋梁補修工事や耕作条件改善事業、略式代執行事業などは減少しております。
また、令和7年度は、村民の皆様の健康推進を図るため、30歳~39歳の若年層を対象に、若年健診を、加えて、40歳以上の女性を対象に骨粗しょう症検診を新たに実施します。さらに、乳がん検診(超音波検査)の受診対象範囲の拡大や帯状疱疹ワクチン接種の補助事業も開始します。対象となります皆様には、改めてご通知申し上げますので、ぜひこの機会に受診を検討くださいますようお願いします。
その他、小谷小学校と小谷村診療所の照明LED化工事や移住定住促進住宅1棟の建設工事を実施します。
さて、新年度となり、様々な事業運営をしてまいりますが、早々には、毎年恒例の「塩の道祭り」が5月3日に行われます。当村において「塩の道」は、古の息吹が感じられる道として、大切な遺産であり、先人が築いた交流の歴史と文化伝統が脈々と引き継がれている道であります。まつりの実行委員会を4月9日に開催し、多くの村民の皆様と共にお客様をお迎えできるよう整えてまいりますので、今後とも皆様のご理解ご協力のほどをお願い申し上げます。
加えて、本年は平成7年の梅雨前線豪雨災害から30年の節目を迎えるところであり、記念事業等についても進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
結びに、令和7年度が始まり、村民の皆様が安全で安心して暮らせる村になるよう職員一同邁進することに変わりはありません。
また、常にお願いしていることですが、ウイズコロナ時代となり平常時の生活環境には戻っておりますが、コロナウイルスがなくなった訳ではなく、現在でも深刻な健康被害をもたらすことに変わりはありません。また、国や県でも特別な規制をすることはありませんが、ご自身や家族を、そして訪れていただける全ての皆様を守るためには、適時適切なマスクの着用や常に手洗いうがいを励行することについて、引き続き習慣づけていただきますようお願い申し上げます。
全ての村民の皆様が、笑顔で毎日活躍されますことを切に願うとともに、皆様のご健康とご多幸を心からご祈念申し上げ、令和7年度、はじめのあいさつとさせていただきます。
本年度もよろしくお願い申し上げます。