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長野県北安曇郡

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あいさつ「今月の村長室」

最終更新日:2025年12月1日

小谷村長

中村 義明(なかむら よしあき)

第8代村長に就任(自:平成31年4月27日~在職中(2期目))

令和7年12月のごあいさつ

 

 

 

 12師走(しわす)がはじまりました。

 少し長かった秋の(いろどり)も終わりとなり、里山の木々もいよいよ冬に向けての景色となってまいりました。村民の皆様におかれましては、冬支度にお忙しい毎日を送っていることと存じます。

 この時期、毎年気になることのひとつとして、冬の到来を告げる初雪の日があります。今年は、北アルプスへの初冠雪が10月27日でした。昨年は11月8日でしたので、平年並みか、やや遅く冬の使者が来たことになります。

 一方で、里への初雪は、11月18日の未明からで、朝には野辺が白くなったことを確認できました。こちらは、昨年とほぼ同じで、今後、里の積雪となる日がいつになるのか、しっかりと記録していきたいと考えております。

 しかし、スキー場関係の皆様にとっては、早期の降雪積雪が必要不可欠であります。栂池のゴンドラ営業は11月末から始まっていますし、気温が低くなればスノーマシンを稼働してスキー場の体制は作れるものと考えますが、小谷村らしい天然の雪でお客様を迎える事が一番のおもてなしでありますので、今月初めには、恒例の戸隠神社にて今年の冬の安全祈願とともに雪乞いの参拝をしてまいります。

 村内の3スキー場では、12月6日の栂池高原スキー場安全祈願祭をはじめとして、白馬乗鞍温泉スキー場、白馬コルチナスキー場では12月12日に合同で神事が行われます。今年も豊富な天然雪に恵まれ多くのお客様からお越しいただき安全で楽しく、何度も来たくなる当村のスノーシーズンとなることを切に願うところであります。

 

 それでは、11月の主な出来事を報告いたします。

 3日は小谷村の定例表彰式が行われ、公共福祉功労と地方公務員功労、勤労者功労そして善行功労の4名の方に表彰状を贈呈し、自治功労、社会事業功労、その他功労として3名の方に感謝状を贈呈させていただきました。また、スポーツ界で活躍いただいた1名の方には、栄功章を贈呈させていただきました。いずれも小谷村にとって多大な貢献をしていただいた皆様で村民の誇りであります。今後とも更なるご精進、ご活躍を祈念するものであります。

 8日は、北アルプス圏域としてともに広域連携をしている池田町において、町政施行110周年の記念式典があり参列してまいりました。今後も末永く発展されることを記念申し上げるところであります。

 13日には、全国治水砂防促進大会が東京都であり、全国から1,600人を超える皆様の集まる場において、平成7年の豪雨災害から30年を迎えて行った、当村のシンポジウムについて発表してまいりました。

 災害の記憶を忘れることなく、次世代に継承すべく子ども達の防災学習に対する取り組みなどに評価をいただくとともに、記録として残してある当時の映像を流した時には、会場から驚愕の声が漏れるなど、大きな災害を引き起こすことのないよう治水事業砂防事業の促進に一翼を担えたものと思います。

 16日には、雨中・月岡バイパスが開通式を迎えることとなり、テープカットやくす玉割のあと三世代家族の皆様を先頭にした渡り初めが行われました。その後開通となりましたが、地元に住む身として、本当に静かで安全な雨中地区が取り戻されたことを実感しております。

 21日には、本年秋の褒章 旭日単光章 を受章された、わらび平の 石田光洋 様に、叙勲伝達を行いました。

 そして29日には、大糸線南小谷駅並びに中土駅の開業90周年記念イベントがあり、新田長野県副知事をはじめ大勢のご来賓の皆様とともに、地域公共交通の基幹である鉄道拠点のお祝いをすることができました。

 改めて、ご参加いただいた皆様には、支えていただいておりますことに心から御礼を申し上げます。

 

 さて、11月22日は、神城断層地震から10年の時を経た昨年、記憶に残すべく大切な日「小谷村地震防災の日」として制定したものでありますが、本年は、土曜日ということでもありましたので、災害アーカイブツアーを企画して村民の皆様と現場を回ってまいりました。

 平成7年の豪雨災害の現場と蒲原沢土石流慰霊碑なども合わせた全部で6か所でありますが、最初に当時の映像を見てから実際に映っていた現場を当時の担当係長であった大先輩職員の方から説明を受けながら回るといったものであり、参加された皆さんは、災害時の映像から復興した現在の現場を見ることで、防災の必要性を肌で感じるツアーとなったようであり、今後も何らかの企画をしていきたいと感じたところであります。

 

 結びに、いよいよ令和7年の暮れが近づいてまいりました。

 冒頭にも申しましたが、雪国の産業が成り立っている村ですので、早期の降雪を望むところでありますが、寒さは体にこたえる時期となることも事実であります。お一人おひとりがお体ご自愛いただき、お隣、ご近所、地域全体で、「明るく!楽しく!元気よく!」幸多き巳年の結びとなりますことを祈念いたします。

 また、先ごろから村でも注意を促しておりますが、村内において、空き家に対する空き巣被害が発生しております。不審な車を見かけたり、普段見慣れない人が歩いていたりした際には、十分に注意をしていただくとともに、最寄りの警察官駐在所に連絡をするようお願いをいたします。

 とかく暮が近づいてまいりますと、こういった犯罪や金融機関への強盗といった報道が増えてまいりますし、私の経験からも気を付けなければならない時期であります。

 改めて、村民の皆様にご注意いただくことをお願い申し上げて、今月のあいさつといたします。

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