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長野県北安曇郡

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あいさつ「今月の村長室」

最終更新日:2024年7月1日

小谷村長

中村 義明(なかむら よしあき)

第8代村長に就任(自:平成31年4月27日~在職中(2期目))

令和6年7月のごあいさつ

  7月文月(ふみづき)が始まりました。

  小谷では季節の変わり目となり、体調管理が難しい時期となっています。村民の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

  今年の梅雨入りは、小谷の気候に近い北陸地方が6月22日でした。平年より11日、昨年よりは13日遅く雨の季節を迎えたことになります。

 梅雨空らしい天候ではありますが、梅雨入り後の総降雨量からみますと、6月27日現在で90.5mmとなっており、空梅雨なのかと感じてしまいますが、今後の梅雨末期に向けての雨量が心配されるところであります。

 この時期の振り返りとして毎年お話をさせていただいていますが、平成7年の梅雨前線豪雨災害時は、7月総降雨量の約半分となる389mmが11日と12日に降っていますので、今後、梅雨明けを迎えるまでの天気予報などには特に関心を寄せていただき、事前の情報等による備えに万全を期していただきますようお願い申し上げます。

 また、現在は、線状降水帯と言われる前線の停滞が、いつどこで起こってもおかしくないと言われております。村には、長野気象台等からの情報提供が事前に入るようになっておりますので、前線がちょうど村にかかるような高い警戒レベルが予測される場合においては、村民の皆様へ早期の通知に努めてまいります。

 

 さて、6月4日から13日まで、10日間の会期で行われた6月議会定例会についてご報告申し上げます。

 この5月に議会議長や委員会構成が変更となって初の議会ということになりましたので、顔ぶれは変わらないまでも、新たな気持ちで迎える定例会となりました。

 本定例会では、報告10件、条例案1件、補正予算案4件、事件案1件の計16議案についてご審議いただき、上程した案件すべて原案通り承認並びに可決をいただきました。

 中でも、令和5年度の最終補正予算についての専決処分報告や国の方針で示された定額減税に関わる令和6年度補正予算などを慎重にご審議いただく中ですべて原案通りお認めいただきました。

 審議の中でありましたご意見等を踏まえ、大切な予算など、村民の皆様のお役に立つ事業執行にむけて職員一同努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。

 また、一般質問では、6名の議員から質問を受け、議論を交わしました。

 特に多かった質問は、民間有識者グループ「人口戦略会議」の示した「消滅可能性のある自治体」についてのものであります。

前回2014年に行われたこの分析で、小谷村は、長野県で最も高い減少率の77.9%となっていましたが、今回の分析では、56.3%と21.6 ポイントの改善が図られたことなどについて問われたものであります。

 この調査については、国立社会保障・人口問題研究所の推計を基に、20歳から39歳までの女性の数、いわゆる「若年女性人口」とされる人口の減少率を市町村ごとに分析したもので、2020年から2050年までの30年間で若年女性人口が半数以下(つまり50%以上の減少率)になる自治体に対して消滅の可能性のある自治体と示したものであります。

 非常にショッキングな言葉だけに、注目を浴びることは当然のこととして捉えておりますが、これらのことがすぐさま消滅自治体と定義されるのかについては、様々な世論があると認識しております。

 答弁させていただいた内容としては、「小谷村民の人柄などの村民性」を例に挙げさせていただきました。行政として取り組むべきことはもちろんですが、村民の皆様の温かみのある人柄や雪国でも元気に活躍できることなどを村民の皆様から直接発信していただいたことなどが若年女性の皆様にもしっかりと届き、今回の改善実績につながったものと感じております。

 今後も引き続き「社会減対策」、いわゆる人口流入数と人口流出数の差をいかにプラスにするかといった視点の中でも、特に子育て世代の皆さんの声をしっかりと反映することができるよう数値に驕ることなく取り組んでまいります。

 

 次に、6月に行いました主な行事についてお伝えします。

 1日の土曜日、小谷村でグリーン期観光の到来を告げる栂池自然園の開山祭が行われました。今年は残雪が少なく、既に水芭蕉も見ごろを迎えているところもあり、水芭蕉祭りと併せて来場された皆様には満足のいく開園祭であったと感じております。今年の安全祈願神事と共に大勢のお客様からお越しいただくよう切に願うところであります。

 9日には、小谷村消防団ポンプ操法大会とラッパ吹奏会が開催されました。日ごろの訓練の成果を発揮する場として毎年行われますが、団員の皆さんが厳正な規律のもとに躍動し、ホースの展張をする姿などは大変頼もしく、小谷村の安心安全の要として改めて誇りに感じたところであります。

 11日には、更生保護女性会の呼びかけによる外来植物駆除が行われました。外来植物は、繁殖力が格段に強く、在来植物への影響が大きいなどのことから、村をあげての活動に向けるべく、昨年より役場職員も参加できる人員を募り、一緒になって駆除を行っております。

 場所は今年も道の駅北側の地所で、更生保護女性会や保護司の皆様など全員で33名による駆除となりました。セイタカアワダチソウやオオキンケイギクが320kg、一人当たりにすると約10kgも駆除する事ができました。村民の皆様にも、ご自宅周辺で見かけることがありましたら、ぜひ気に留めていただき、駆除等にご協力いただきたいところですが、オオキンケイギクなどの駆除方法には一定の決まりごとがありますので、お気づきの際には長野県のホームページ等をご確認ください。

 21日には、小谷小学校の音楽会があり、1年生から6年生まで、それぞれが成長した姿で、時にはユニークな演出も交えながら素晴らしい演奏や歌声を聞かせてくれました。特に、最後の全校による斉唱の「Believe」については、心揺さぶられる歌声で、目頭が熱くなる想いでありました。

 29日の土曜日には、大北地区障がい者運動会が大町市で行われました。当村からは11名の選手が出場し、それぞれの種目ですばらしい活躍をしてくれました。選手の皆様をはじめ、応援いただいた皆様には改めてご慰労を申し上げますと共に、引き続きのご活躍にご期待を申し上げます。

 

 次に、海外姉妹都市訪問についてお伝えします。

 7月8日から12日までの行程で、平成3年より海外姉妹都市協定を結んでおりますニュージーランドマールボロー市を訪問してまいります。

 コロナ禍において中断していた中学生の交換交流プログラムなどを再開すべく、マールボロー市長を表敬訪問するものであります。

 子供たちが世界に見聞を広める上で、大きな意義を持っていた交流事業ですので、引き続き力強い絆となるよう進めてまいります。

 

 結びとなりますが、圃場においては田植え後のいわゆる中干しなど水管理に気を遣う頃となりました。草刈りも計画的にやらなければなりません。農家の皆様には、日々作物の成長を見守るべく、楽しくまた忙しい時期でもありますが、天気の良いこの頃の夕方になりますと、さわやかな風が田んぼの苗を揺らし、本当に心地の良い小谷の素敵で大切にしたい風景が見られる時期であります。

 また、冒頭にも述べましたが、梅雨末期の豪雨が心配される時季でもあります。村民の皆様には、天候等に十分ご注意をいただくなかで、ご自愛いただき、「明るく!楽しく!元気に!」毎日を過ごされますよう切に願い、今月のあいさつといたします。

 

 

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