最終更新日:2019年11月7日
先日、春の季節限定だといって、中谷のOさんからイタヤカエデの樹液をいただきました。「この樹液で紅茶を入れて飲んで!」という話でしたので、早速飲んでみましたが、紅茶の香りが強くほんのりとした甘さを感じる「とても美味しい紅茶を味わいました。」・・・・樹液を採集している役場のSさんに話を聞くと!
樹液は2月中旬から3月上旬にかけてこのようなポリタンク(10リットル)で集めます。
あらかじめイタヤカエデの木を見つけて(この写真では人家の上の尾根部に群生しているとのこと)目印を付けて・・・・・
樹液が上がる季節になると幹に穴をあけ細いホースでポリタンクに導きます。・・・・なお、樹木にあけた穴は消毒の後、木の栓をするのだそうです。
多く採集できるときは1日でポリタンクいっぱいになるそうですが、それを道路まで背負って降ろすのが「ひと苦労。」・・・・雪の中です。急な斜面です。
採集した樹液は紅茶などでそのまま飲んでも良いのですが、1/40ぐらいに煮詰めて濃縮します
メイプルシロップではありません。イタヤシロップの完成です。独特の香りと味があっておいしいそうです。・・・・来年は村長も挑戦するぞー!
長野県の佐久穂町はシラカバの木が大群生していて有名ですが、シラカバ樹液をペットボトルにしたものを販売しています。焼酎を割るときに使ったり、二日酔いにも効いたような?