最終更新日:2019年11月7日
傾斜地にひらかれた棚田は、生産性が低く、管理が大変なため徐々に姿を消しつつありますが、その棚田を作り続け後世に残そうと結成されたのが全国棚田(千枚田)連絡協議会です。毎年、総会とサミットを市町村が持ち回りで開催しています。
今年は長崎県の波佐見(はさみ)町で理事会を含め、9月27日から9月29日の3日間行われました。来年度(平成30年9月8日~9日)小谷村で開催するため、村民や職員十数名と参加しました。
理事会は27日のPM5:00から約1時間半開催された。会長(前年開催の佐渡市の市長)、副会長兼実行委員長(波佐見町長)、副会長(来年実施の小谷村長)監事(前々年度開催、玄海町長)などが出席した。
総会は28日の午前中に波佐見町の総合文化会館大ホールで開催、総会への参加者は100名弱で会場は空席が目立ちましたが・・・・・
28日の午後に行われた「波佐見児童合唱団」による、開会式のオープニングアトラクションでは会場が満員の大盛況となっていました。
開会式に続いて行われた事例発表や基調講演では満員の会場から盛大な拍手が起こりました。
また、分科会は「棚田女子会」など7分科会を行いましたが、村長は「首長会議」に出席して、棚田学会会長、農水省課長、長門市、上勝町、有田川町、松崎町、玄海町、佐渡市、波佐見町などの首長さんと「地域おこし協力隊の定住事例を基に考える」というテーマで、意見交換をしました。出席者全員、地域おこし協力隊の皆さんの活躍が地域を元気にするという意見だったと思います。
【アトラクション】
28日の昼食会場では郷土芸能、町の無形民俗文化財の鬼木浮立(おにぎふりゅう)を上演
【浮立は太鼓を中心に構成され、佐賀県を中心に福岡県、長崎県に分布し、田楽(でんがく)と念仏踊の要素が多分に認められるそうです。】
開会式オープニングは「波佐見児童合唱団」、年間に何回も公演を行っているとのことで素晴らしいステージでした。
夜の交流会の人形浄瑠璃(上)と皿踊り(2枚ずつ両手に持った皿を鳴らして踊る)も素晴らしかったです。
閉会式では波佐見町の町長さんから全国棚田連絡協議会の旗を引き受けました。
来年の9月8日~9日は小谷村で第24回全国棚田サミットが開催されます。大勢の皆さんの参加をお待ちしています。
(現地見学に続く)