最終更新日:2019年11月7日
2月になると村長は大網(おあみ)の「雪と火の祭り」は何時かな?栂池高原の「雪の祭典」は何時かな?と予定表を覗く。
2月10日の土曜日の夜、小谷の村民も観光客も関心を寄せる冬の催し「雪と火の祭り」に今年も参加しました。
当日は残念ながら2月というのに雪ではなく雨の中で祭りが行われました。・・・・なぜかこの祭りの日は大雪などの荒天となる。
大網神社は雪の中です。・・・・今年も大網は例年の雪の深さだと思います。大雪の年は鳥居を跨ぐことができます。
出発を前に大網公民館で祭りの衣装に着替えて気付けのお酒を飲む鬼・・・・フンドシに蓑(ミノ)を着てワラジを履くだけですから、鬼には気付けのお酒は必需品。
祭りの行列が出発する大網公民館は災害時の指定避難所でもあり、小谷診療所の出張診療所の役も兼ねています。
祭りの会場となる旧大網分校のグランドでは地域の姉さ(ねえさ)がカマクラの中で甘酒を沸かして接待してくれます。
祭りも世代交代が進みますが、神事は若い人に任せられない様子でベテランが行います。
神に舞を奉納する巫女はこの日のために東京から帰ってきた。・・・・就職は東京とのことですが、これからも大網の行事に参加するため帰省してくれます。
以前から変わったこと、祭りを盛り上げる「鬼」の数が増えた事(7~8人ぐらいに減少した時期が有りました)今では20人ぐらいで希望する人はもっと大勢あるのだそうです。・・・・・そして若い鬼が増えた事。
そして・・・・観客が増えた事、海外のお客さんが増えた事。
たぶん、大網地区もこの祭りも過疎化・高齢化に負けることなく、これからも存続していってくれるでしょう。