小谷村長

眼鏡をかけたスーツ姿の男性の写真

中村 義明(なかむら よしあき)

第8代村長に就任(自:平成31年4月27日~在職中(2期目))

令和8年 9月のごあいさつ

 9月長月(ながつき)が始まりました。

 8月中も暑さの話題が絶えない日々であったように思っていますが、今年は、昨年以上に暑くなったのではないかと個人的には感じています。一方で、天候不順にも気になることが見て取れるのは、私だけではないかもしれませんので、その点について少し触れたいと思います。

 皆さんもお盆直前にあった変則台風のことは記憶されていると思います。日本のいわき市東方沖にあった台風15号のことですが、茨城県に観測史上初上陸し、8月11日から12日にかけて日本列島を東から西に横断するような進路となりました。当村においても台風の直撃進路となる予報に対して、村民の皆様に周知をするとともに、おたりつぐらにおける滞在希望者受け入れ準備などをしたところでありますが、幸いにも進路は少し南下し、当村においては大きな被害となることはなく通過しております。

 その台風15号とお盆が過ぎてからは、日中の暑さに変わりはないものの、朝晩の気候は、随分と過ごしやすくなったように感じております。「暑さ寒さも彼岸まで」という諺よりひと月早く感じたのは私だけかもしれませんが、これからの気候については、秋の農繁期を迎える大切な季節の変わり目でもありますので、農家の皆さんのみならず、多くの村民の皆様も気象状況に少し気を寄せてみていただければと存じます。

 ところで、季節感を表す言葉として、たびたび二十四節気のことを使わせていただいていますが、今年も立秋は8月7日で、先にも述べた通り暦の上の秋を過ぎても暑い日は続いておりました。しかし、暑さも一段落すると言われる処暑が、8月23日でしたので、少しのずれはあったとしても今年の気温の変化は、二十四節気に沿って徐々に落ち着いてきているのではないでしょうか。

 また、季節の変わり目となる白露は9月7日頃から9月23日の秋分の日までとされていますので、まさに秋のお彼岸までには、諺通り気温も落ち着いてもらいたいものであります。

 

 さて今月、9月のカレンダーを見てみますと、9月21日は国際平和デーとされています。国連が定めた「世界の停戦と非暴力の日」とされていますが、いまの世界を見てみますと、なんと皮肉なことかと言わざるを得ません。この日にちなむ世界となるよう心から望んでおります。

 小谷村では、今月に入るといよいよ稲刈りが始まります。農業法人やJA大北おたり支所によりますと、水稲は、昨年同様順調な生育状況となっており、平年よりは早めに稲刈りが始まりそうであり、今月末までをピークとして10月の初めまで刈取りが続くということであります。今年も昨年に引き続き気温と豊富な日照に恵まれていますので豊作の模様ですが、先に報道されたように、米価が下落ということでありますので、状況を見ていきたいところであります。

 また、蕎麦については、かなり順調な生育状況であるとのことでありますが、降雨に左右されることが多い作物ですので、収穫時期に至るまでの天候に恵まれることを切に願うところであります。

 また、夏野菜関係においても、昨年同様順調に収穫できていたとのことですが、モロコシについては、雨量不足による品質にばらつきが出ないように見極めて収穫されているとのことでありますので、農家の皆様のご苦労には、毎年毎年感謝を申し上げるところであります。

 

 次に、8月10日から12日にかけて、北アルプス広域連合の8月議会定例会が、そして、8月26日には、白馬山麓事務組合の8月議会定例会が行われました。それぞれ令和7年度の決算や令和8年度の補正予算などが審議され認定並びに原案にて可決をいただきました。いずれも小谷村から負担金支出等のあるものですので、決算の確定に伴い償還される額につきましては、9月定例会で説明させていただきます。

 また、9月1日には、令和7年度の小谷村決算審査の講評が行われ、監査委員より意見書の提出があります。

 監査委員からの意見書を踏まえ、自治体規模に見合った財政運営をすべく引き続き職員一同一丸となって努めてまいりますが、小谷村の決算内容については8日から始まる9月議会定例会において審議をいただきますので、こちらも広報等で村民の皆さまにお示ししてまいります。

 

 さて、この9月18日には、小谷村戦没者追悼式が、また、9月25日には小谷村敬老会が開催されます。先の大戦で日本を支えていただいた英霊に尊崇の念を表するとともに、昭和の激動期を乗り越え、平成・令和と長年に亘って小谷村を支え、村の発展にお力をいただいた大先輩の皆様方に対し、心から感謝を申し上げ、敬意を表するところであります。敬老会当日は、久しく顔を合わせられる方々もおられることと思いますので、多くの皆様からご参加いただき、楽しいひと時をお過ごしいただきますようお願い申し上げます。

 

 結びに、冒頭にも申しましたが、残暑厳しい日はまだまだ続きそうであります。特に熊本の大震災においては、厳しい自然条件の中で復旧復興作業が続いております。震災を経験した当村といたしましては、広域的な人的支援はもとより、村独自の基準を設けた支援策も考えておりますので、実施決定となりましたら皆様にご報告いたします。

 いよいよ9月に入りましたので、秋のお彼岸を迎える頃には暑さも和らぎ、小谷村らしい気候となることに期待をするところでありますが、毎年お知らせしているように、これからの時期は台風シーズンでもあり、農家の皆様には鳥獣被害と併せて気の抜けない毎日を送られる時でもあります。今年は天候に恵まれて、実り豊かな秋の収穫となることを心から願っております。

 年ごとの気候に差はあれ、着実に日は進み、季節も進んでいきます。特に朝晩と日中の気温差が大きくなる季節になりますので、重ね重ね体調管理にはくれぐれもご留意され、村民の皆様全員が笑顔で明るく楽しく元気にご活躍されますことを切に願って、9月のあいさつといたします。

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