小谷村長
中村 義明(なかむら よしあき)
第8代村長に就任(自:平成31年4月27日~在職中(2期目))
令和8年 5月のごあいさつ
6月、水無月が始まりました。
例年より少雪であった小谷村ですが、農作業は時節に合わせて始まっているとのことで、この時期は、野菜苗の定植などが始まり、苗の成長を楽しみにする時期となっております。また、田植えも終盤を迎えており、田植え後の水田には苗が揺らめき、新緑がまぶしく映えてきております。
村民の皆様におかれましては、ますます活動的にご活躍のことと存じます。
はじめに、国内においては、物価上昇に歯止めがかからず、2020年2月を100とした消費者物価指数では、2026年4月分(2026年05月22日公表)の総合指数で113%となっており、前年同月比でも1.4%の上昇ということであります。あくまでも単純な比較ですが、毎月10,000円の支出があるものは、2020年に比べて1,300円多く払うことになり、1年間にしたら、なんと15,600円も負担増となる計算であります。
ではその分、賃金ベースが上がっているのかというと、決してそのような実感はないのが現実ではないかと感じますし、特に年金受給者においては、厳しい物価上昇に直面しているところと思っておりますので、引続き物価の安定を図ってもらいたいと考えております。
そんな世情でありますので、当村では、村民の皆様の暮らし応援に向けた取組として、6月1日より小谷村商品券事業を行います。以前にも同様の事業を行っていましたので、使用方法はご理解いただけていると思いますが、一人当たり30,000円分の商品券で、現在登録されている107事業者の店舗等において使用することができます。商品券は、先月のうちに世帯人数分が配布されていると思いますので、ご確認いただき期限内でのご利用をお願いいたします。
また、「さりげなくデジタルな小谷村」らしく「アルプスPay」という電子マネーにも8,000ポイントが付与される事業を実施します。デジタル時代に沿ったキャッシュレス決済を推進する施策になりますので、ホームページ等を参考にしていただきご登録並びにご利用をお願いいたします。
さて、冒頭にも申しましたが、小谷村も早期にグリーン期の始まりとなりました。先の冬季スキー場への来場者数においては、先月もご報告した通り、大幅な伸びを記録いたしました。スキー場の特徴や景観から訪問地域として当村を選んでいただけたという評価は、本年も多くの皆様からお聞きしておりますので、今後のグリーン期に向けても期待の持てるものと感じております。そんな中、これからの誘客に向けた取組において、栂池自然園の開園祭が6月6日の土曜日に行われます。今年は平年より雪が少なかったということで、ライブカメラで見ましても既に木道が表れておりますので、平時よりは季節が進んだ開園となりそうであります。
栂池自然園は、水芭蕉の見ごろを迎える6月初めに開園し、夏の冷涼な気候と希少な植物を求めてお越し下さる皆さまや、秋の見事な紅葉を堪能すべくご来園いただく皆さまで約5か月間賑わいますが、天候に左右されることも多く気を病むところであります。期間中は事故なく安全で、多くの皆様からご満足いただける年度となるよう切に願っているところであります。
また、栂池自然園については、水芭蕉のつながりで尾瀬国立公園を有する群馬県片品村との観光交流等について協定を締結しておりますので、今年も小谷村観光連盟と片品村観光協会がタイアップした、スタンプラリーなどを計画しているとのことです。村民の皆様には、ホームページなどをご覧いただき、交流の輪を広げていただければと存じます。
それでは、5月に行われました行事について報告いたします。
3日には、恒例の塩の道まつりを開催いたしました。本年も友好姉妹市町として交流をしている静岡県菊川市の佐藤副市長以下7名の皆様や千葉県白子町の太田和教育長をはじめとした16名の皆様からもご参加いただいきました。特に白子町からは近年、新人職員の研修としてご参加いただいており、今年は11名の新規採用職員の皆様が小谷村を研修の場として体験し帰町されました。祭りの総勢では、約2,700名のお客様から古の道を歩いていただきましたが、ご来村いただいたお客様からは、小谷村の特色である「ふるまい」にとても感動していただいており、村をあげての歓迎に対し大変喜んでおられました。ご協力願いました沿道の地区会や村民の皆様方には、改めて御礼を申し上げます。
21日の木曜日には、大北地区森林祭が池田町の池田町創造館を主会場に開催されました。当日は荒れた天候であったため、池田町の「みどりの少年団」は不参加となりましたが、一般の参加者など、約55名の皆さんから記念植樹をしていただきました。今回は、オオミネカエデなどの樹種約120本の植樹を行い、成長を楽しみに見守っていくところであります。
また、この植樹祭については、今年度をもって終了となり、次年度以降は新たな取り組みを検討していくこととなりましたので、決定しましたら改めてご報告いたします。
さて、毎年申しておりますが、6月の和名、水無月は、水田に水を引くため、ほかに使う水が無くなるという意味で使われるようになったと暦の読み解きで伝えています。また、「水の月」とされていることが本来の意味のようでもあります。諸説あるとは思いますが、近年では、梅雨入りの時期と併せて大規模災害に結びつく豪雨が心配される時候であります。
梅雨入りは、気象庁から発表されますが、昨年は、5月22日頃から6月29日頃までが梅雨の期間として記録されており、かなり早いとなっていました。今年はどのように推移するのか分かりませんが、平年ですと6月11日頃となっていますので、概ねその頃と思っていただければと存じます。
その上で、繰り返し申し上げますが、梅雨の時期と合いまった線状降水帯の発生による豪雨被害は、まさにこの時期に集中しており、当村の平成7年豪雨災害も然りであります。当時の最大時間雨量は48ミリメートルで、とんでもない降り方だなと感じておりましたが、現在では、その倍以上にあたる100ミリメートルを超える降雨は全国各地で起きております。当村においても起こり得ることであり、それは過去の歴史を塗り替えるような大規模災害に直結することですので、最新の情報とともに、避難場所、緊急連絡網等の再確認など、心構えをお願いいたします。
結びに、今月21日は夏至となります。農繁期が一段落し暑い夏に向かって季節が変わってくるところですので、梅雨時期とあいまった気候に体調管理も難しくなりますが、村民の皆様には、健康管理に十分ご留意いただきまして、毎日「明るく、楽しく、元気に」過ごされますことを切に願い、今月のあいさつといたします。
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